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顎関節症

 

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患者さん(Sさん)の声

ここでは患者さんから頂いた、お手紙を紹介させて頂きます。

幸せとは何?【 Sさん 53歳 女性 】

子供たちに手が掛からなくなり、少しでも自分の時間を持ちたいと思った矢先でした。 三年前の三月三十日、子供を県外の大学に送り出した翌日、朝十時ごろ洗濯物を干している時に倒れて、 救急車で病院に運ばれまして、一ヶ月入院しました。 血圧が220だったそうです。病名は『自律神経失調症、疲れ、更年期障害、ストレス』。 その後も安定剤、睡眠剤を常備服用していましたが、また昨年倒れ、二ヶ月入院、 退院しましてもなかなか思うように気分が優れず、思考力が薄れ、耳鳴り、めまい、不眠、手先のしびれ、 腰痛、目の痛み、眼圧が高い、肩凝り、頭痛、もう身体全体がメチャメチャでした。 病院も、内科、整骨医院、耳鼻科、眼科、ありとあらゆる所に受診致しました。

途中、何回も思いました。 『もう私は死ぬしか無い・・・・』と。

最後は、苦しい時の神頼みでした。 その間、自分の人生を振り返り、この時ほど悲しい思いをした事は有りません。 今まで、会社に、子育てに、その他色々と頑張り抜いてきて、さて、これから楽しい人生を送ろうと 思っていたのに、
『苦しいままに、私は終わってしまうのでは・・・・』

それはそれは悲惨でした。

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ふと、数年前にあるスーパーで友人の○○さんにお会いしまして、かみ合わせの話を聞きました。 と言いますのは、今年五月頃より左耳後が、食事の度にきしむ様な変な感じがし食べにくくなりました。 それで友人の○○さんと立ち話をした事を思い出し、以前から行ってみようと思った歯科に、 やっと行く決心がつきました。悪い歯が何本も有るのも承知でした。

色々と先生に話を聞き、かみ合わせを治療致しました。一度、テレビ等でも聞いた事は有りました。 でも、半信半疑でした。

治療の段階から、安定剤が一つ一つ少なくなって済むようになりました。 もちろん、治療中でも、安定剤、発作の薬はいつもバッグの中に入れていました。 『歯の治療も出来るだろうか?』と、『途中でひっくり返るのでは?』と、 薬もちゃんと服用して行っていました。

始めてスプリントを付けた時には、不自由な思いをしましたが、 やっぱりスプリントを付けた方が頭がスッキリするのです。 心療内科に二週間に一回通っているので、その事を話したら、 『かみ合わせが悪くて、めまい、その他色んな事が有るので、良い歯科にめぐり逢えて良かったね』と・・・・。

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また、整骨医院でも同じような事を言われました。 私にもはっきり判りませんが、今のところ一日四回服用していた安定剤が、 ほとんど飲まなくて済むようになりました。 あんなに悪かった身体です。
まだまだ色々有りますが、少し私にも希望が湧いてまいりました。明かりが見えてきました。

『なるべく一日中付けないように』『休む時にだけ』と言われたのですが、食事の時とお守りに、 いつも手離せません。 一寸でも気分が悪くなったら、薬の変わりにスプリントでカチッと噛むと頭がスーとして来ます。 薬の副作用も無く、まさに一石二鳥です。

最後に、幸せとは、健康でいて楽しい人生が送れるのです。今から長い先生とのお付き合いになると思います。 家族の為、自分の為にも、一生懸命かみ合わせと仲良くして行こうと思っております。
ありがとうございました。

このお手紙を選んだのは、最も典型的な患者さんでいらっしゃるからです。
全ての患者さんが、この様に深刻な状態ではありません。
また治療が効果的だと言う訳ではありません。
しかし、私も知らないどこかでこの様に深刻に悩んでおられる方も沢山おられるのではないかと、大変心配です。
また、何かのきっかけで、いつでもこの患者さんのような状態にも成りうるのです。

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