フッ素
うさぎ
フッ素で虫歯予防 虫歯が無い強い歯に
『フッ素』は歯の質を強くする自然界に普通に存在する元素のひとつです。
歯質を強化する効力が最も高いことから、世界各国でむし歯予防に利用されています。
乳歯や生えたばかりの永久歯にとても効果的です。
病院で行うフッ素塗布は高濃度のフッ素溶液(2%NaF・酸性フッ素リン酸溶液)を年 3~4回(3~4ヵ月ごとに)行います。
また、むし歯予防効果としましては家庭で低濃度のフッ素溶液を毎日利用することが効果が高いと考えています。
~フッ素の働き~
- 歯を強くします(結晶性の向上)
歯の表面はハイドロキシアパタイトからできていますが、はじめから構造が安定しているわけではありません。フッ素は歯の成分と結合しフルオロアパタイトという 強い結晶構造を作って歯を強くします。 - 歯を守ります(再石灰化の促進)
お口の中は食事の後で酸性になったり、唾液の働きによりしばらくしてから元に戻ったりしています。実は歯の表面もわずかに溶けたり治ったりを繰り返しています。 そのバランスが崩れ、歯の内側まで溶けるともう削って治すしかありませんが、溶けた部分が表面のエナメル質だけであればフッ素が再石灰化の手助けをします。 - 虫歯菌に抵抗します(酸の産生、歯垢形成の抑制)
フッ素自身が抗菌力を持っているので、虫歯菌の活動を抑制します
~フッ素入り歯磨剤や洗口剤を使ったホームケアのしかた~
フッ素入り洗口剤
粉のお薬を専用容器で溶かしブクブクうがいをします。やはり歯磨きの後が効果的です。
フッ素洗口剤は法律で歯科医院ではなく薬局で購入することになりました。